子どものアトピー。治療と日常生活で気をつけたいこと

子ども・子育て

お子さんがアトピー性皮膚炎で、体中をかゆがったり、皮膚がボロボロになっている姿を見ると、本当につらいですよね。
何とかして治してあげたいという思いを持つお父さんお母さんがほとんどだと思います。
今回は子どものアトピー性皮膚炎の原因と治療、日常生活での注意点についてご紹介していきます。

アトピー性皮膚炎の原因は?

アトピー性皮膚炎の原因の基本は皮膚の乾燥バリア機能の低下です。
皮膚が乾燥し、バリア機能が低下することでアレルゲンが免疫細胞を刺激し、つらいかゆみを引き起こしてしまいます。
また、皮膚をかくことで、さらに皮膚の角質層が傷つけられ、さらにバリア機能が低下するという悪循環を引き起こしてしまいます。

アトピー性皮膚炎の治療と日常生活での注意点

一般的な治療

アトピー性皮膚炎の治療の基本は塗り薬です。
ステロイドの塗り薬でしっかりと治すことで、皮膚の炎症をしずめ、皮膚のバリア機能の回復を促します。
このステロイド剤は決まりを守って使用することが大切なので、自己判断で使用を中止したりしないよう、お医者さんに言われた通りにしっかりと使用するようにしましょう。

かゆみがひどい場合

抗アレルギー薬が処方されることもあります。
さらに重症の場合には、シクロスポリンという免疫抑制剤を使用することもあります。

日常生活で気をつけることは?

部屋の中を清潔に保つ

ハウスダストやペットの毛など、アレルゲンとなりうる物質との接触を減らすことが大切です。
こまめに部屋の掃除をし、空気清浄機を使用するなど、ハウスダストを減らすよう心がけましょう。

お風呂

お風呂に入ることもアレルゲンを洗い流すという意味でも有効です。
ただし、熱すぎる湯船に長時間浸かることや、ナイロンタオルでゴシゴシ体を洗うようなことは避けましょう。
皮脂が流され皮膚のバリア機能が低下し、かゆみがひどくなることがあります。
アトピー性皮膚炎にとって乾燥は大敵なので、お風呂上がりにはしっかりと保湿するように心がけましょう。

食事

卵などの『アレルゲン除去食』を勧められる場合もありますが、食べ物を限定されてしまうのは、やはり親も子も大変なことなので、しっかり医師と相談し、納得したうえで取り組むようにしましょう。


今回は、子どものアトピー性皮膚炎についてご紹介しました。
アトピーは本当にかゆかったり、冬場は指先が裂けて痛かったりで、本当につらいですよね。
私も子どものころはアトピーで病院にかかっていたので、大変だったのを覚えています。
しかし、適切な治療を受ければ、軽減していくことが多いので、少しでも症状が楽になるよう、日常生活から気をつけましょう。

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