子どもの皮膚感染症、とびひ(伝染性膿痂疹)とは

子ども・子育て

小さな子どもは皮膚のバリア機能も弱く、季節によっては湿疹が出るなど肌あれの心配もありますよね。
その中でもとびひは人に伝染する可能性もある病気なので、特に保育園や幼稚園に通っているお子さんがいるママは心配なのではないでしょうか。
そこで今回は、とびひについて5歳の娘をもつ我が家の体験談も合わせてご紹介していきます。

とびひとは?

とびひは虫さされやあせも、すり傷などに細菌が感染することによりかかる病気です。
高温多湿になる5~6月から夏頃にかけて乳幼児に多くみられます。

健康な皮膚には感染しづらいですが、皮膚の抵抗力が弱い乳幼児期の傷ができている部分では感染しやすくなってしまうので注意が必要です。

我が家の体験談

我が家の娘は4歳の7月にかかりました。
娘の場合は、まだそんなにひどくない状態で保育園の先生が「もしかしたら、とびひかもしれない」と指摘してくださったので早く病院を受診することができたのを覚えています。

娘はお腹と口元に傷みたいな赤い湿疹ができており、やはり「とびひ」と診断されました。
幸い、保育園の先生のおかげでひどくなる前に受診できたので塗り薬のみで様子をみることに…。

本当に小さな虫さされかと思うような湿疹で、先生に指摘されなかったら気づかずにしばらく放置していたかもしれません。

病院の先生には「とびひは今流行っています、ひどくなる前でよかったですね」と言われました。
症状が軽かったため「伝染する病気だけどプールなどにはいらなければ登園していいよ」とのことだったので、翌日も患部にガーゼを当てた状態で普通に登園することができ、その後2~3日できれいに治ったのでした。

感染しないために気をつけることは?

とびひは、傷口などから感染する病気です。
そのため、爪は短く切って帰宅後は必ず石けんで手を洗い、皮膚を清潔に保つことを心がけましょう。

また、傷や湿疹などの患部には触ったり引っ掻いたりしないようママが注意してあげてくださいね。
小さな虫さされや湿疹も放置せず早めに治療することが大切です。

さらに、タオルや衣類を介して感染する可能性もあるので、共有しないよう注意してください。

 

とびひは、その原因となる細菌によってまれにほかの病気を発症する可能性もあり、重症化すると高熱が出たり皮膚が真っ赤に腫れて痛みを伴う場合もあります。

私もそうでしたが、患部が小さいうちは「虫さされかな?」と思うくらいのもので気づかない場合もあるかもしれません。
でも、重症化すると大変な病気でもあります。

今回の記事も参考に、ママが異変に気づいたり、周囲で流行っているしもしかしたらと思ったりしたら早めに病院を受診してみてください。
早めに行けば治療もすぐに終わりますので安心してくださいね。

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