おっぱいが痛い!これって乳腺炎?【原因や症状、対策】

妊娠・出産

授乳中は、多くのママが胸の張りや痛みを経験しているのではないでしょうか。
痛みがひどいと「もしかして乳腺炎かも?」と不安になってしまいますね。
そこで今回は、乳腺炎の原因や症状、対策について詳しくご紹介していきます。

乳腺炎の原因と症状は?

乳腺炎とは、母乳の通り道である乳腺内に母乳が溜まり、きちんと出せずに炎症を起こした状態のことをいいます。
一般的に、赤ちゃんが産まれて2ヶ月頃までに経験するママが多いといわれています。

乳腺炎の症状には

◆おっぱいが赤く腫れあがる
◆おっぱい全体が硬くなる
◆触ったら、または何もしなくてもおっぱいが痛む
◆母乳が黄色もしくは緑色になる
◆38℃以上の熱が出る、寒気がある(インフルエンザのような症状)

などが出てきます。
原因としては、

食生活(甘いものや油っこいものの食べ過ぎ)
疲れやストレス
体の冷え
授乳時の体勢
ママの水分摂取不足
長時間授乳ができなかった

などが考えられます。

母乳は血液からできているので、体を冷やすと血液の巡りが悪くなったり、油っこいものや甘いものの摂りすぎや水分不足になると血液がドロドロになり、詰まりやすくなったりするのです。
長時間授乳できなかった時はもちろん、毎回同じ姿勢での授乳を繰り返すことでも母乳の飲み残しが溜まってしまい、乳腺炎の原因となります。
それから、産まれたばかりの赤ちゃんのお世話で睡眠不足になり、疲れやストレスが溜まった状態だと体調を崩しやすく、乳腺炎につながってしまうことも。
ママはとにかく頑張りすぎないことが大切です。

乳腺炎の対策は?

一番の方法は、とにかく赤ちゃんに母乳を頻繁に飲んでもらうことです。
授乳体勢も横抱きやフットボール抱き、縦抱きなど毎回同じ体勢にならないように注意しましょう。
長時間赤ちゃんと離れる場合は、搾乳で対処するとよいですよ。
また、肩甲骨を動かす運動を取り入れたり、乳腺炎専用のハーブティーを飲んでみたりするのも予防法として効果的です。
もし乳腺炎になってしまったら、まずはおっぱいを冷やしましょう
冷えピタや保冷剤でもよいですが、冷やしすぎないようにタオルでくるんで患部に優しく当てましょう。
それから、しこりには血流がよくなり症状が和らぐ葛根湯がおすすめです。
あとは極力触らないようにして対処してくださいね。

1~2日経っても治らないようなら、プロにお願いして母乳マッサージをしてもらいましょう。
万が一に備えて、前もってかかりつけを決めておくと安心ですよ。

さまざまな原因が重なって起こるかもしれない乳腺炎。
今回の記事も参考に、これってもしかして?と思うことがあれば、早めに対処しましょう。
あまり頑張りすぎず適度に休息をとりながら、赤ちゃんとの絆を深めていけるとよいですね。

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