【体験談】これも赤ちゃん返り!?上の子にあらわれる意外な変化

子ども・子育て

第2子の妊娠がわかり、喜んだのもつかの間、上の子が赤ちゃん返りして大変という話をよくききます。
我が家は1人っ子なので、経験はありませんが、周りが2人目ラッシュだったので、赤ちゃん返りの大変さを目の当たりにしてきました。
今回は私が見てきた意外な赤ちゃん返りをご紹介していきたいと思います。

年の差が開いていれば大丈夫?

私の友人は、2歳年下に妹がいて、妹が生まれたときにものすごく寂しい思いをしたため、自分の子どもは、思い切り歳の離れた兄弟にしようと考えていました。
そして、その目論見通り、9歳離して2人目を出産しました。
上の子はとても喜んだのではないかと思っていたところ、赤ちゃんに対してものすごくやきもちを焼いてしまい、「口をきかない」「きいたとしても暴言ばかり吐く」という、まるで中学生の反抗期のような態度をとるようになってしまいました。
ついには友人も新生児のお世話と、上の子の反抗期で限界が来てしまいました。
産婦人科に相談したところ、心療内科でカウンセリングを受けたほうがいいと言われるまでになっていたそうです。
心療内科で診察を受けると、上の子も連れてくるように言われ、後日一緒に診察を受けることに。
すると医師から『赤ちゃん返り』だと指摘されたということです。
まさか、小学4年生で赤ちゃん返りすると思わず、友人も上の子を特にケアすることはなかったとか。
しかし、医師によれば、今まで約10年間両親の愛情を独り占めしてきたので、そこに下の子が生まれたことで、両親を取られたと感じ、自分でも感情のコントロールができなくなっていたそうです。
成長して、周りの大人たちの気持ちが分かるようになった分、頭と心のバランスにギャップが生じ、それが反抗的な態度となって表に出てきたということですが、これも一種の赤ちゃん返りだと言われ、驚いたそうです。
医師のすすめもあり、とにかく上の子と二人で話したりする時間を増やすことで、次第に落ち着いていったそうです。
兄弟に年の差があるからといって、赤ちゃん返りが起こらないということはないんだなと感じたエピソードでした。

身体に出る赤ちゃん返り

また、別の友人の子どもは、3歳差で下の子が生まれたのですが、それまでめったに風邪を引かなかった上の子が、とにかく頻繁に熱を出すようになったそうです。
幼稚園も1週間のうち半分を発熱で休むようになりました。
病院に行っても、風邪としか言われなかったようですが、発達心理学に詳しい別の小児科の先生にかかったところ、赤ちゃん返りの1つと言われたそうです。
妊娠中から甘えん坊になり、それなりに赤ちゃん返りしていたそうなんですが、出産してからはそこまで手を焼くことはなく、赤ちゃん返りは終わったんだなと思っていたそうですが、実は身体に出ていたのです。
ほかには、円形脱毛症になる子もいるそうで、表面上は赤ちゃん返りしているように見えなくても、とにかく上の子のケアというのは大切なんだなと実感するエピソードでした。

 

赤ちゃん返りと言えば、甘えたがったり、気を引くためにできることをできないふりをしたり…と言ったことが思い浮かびますが、赤ちゃん返りの表れ方は一人ひとり違うようです。
上の子は大なり小なり、ママを取られる寂しさというものを感じていると思います。
手のかかる赤ちゃんを抱えて本当に大変ですが、家族みんなで上の子の様子を注意深く見てあげましょう。

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