我が家の読み聞かせ絵本【5歳】

子ども・子育て

子どもは5歳頃になると、友達の中での自分を意識し始めます。
また、その関わりを通して友達を思いやる心や、問題に直面した時にどうしたらいいか考え、解決策を見つけ出そうとする意欲も育ってきます。
自分と周囲の友達との違いを認めることや、問題解決能力協調性など社会生活で大切なことをたくさん学んでいくのです。
そこで今回は、そんな5歳頃のお子さんにおすすめの絵本を、我が家の娘がよく読んだものからピックアップしたので、ご紹介していきます!
「いいな」と思われたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。

《おすすめの絵本その1》みえるとかみえないとか

みえるとかみえないとか
作者:ヨシタケシンスケ/(そうだん)伊藤亜紗
出版社:アリス館

宇宙飛行士の「ぼく」はいろいろな星の調査をするのが仕事です。
宇宙には、目が3個あって後ろまで見える宇宙人、足の長い宇宙人、空を飛べる宇宙人…いろんな宇宙人がいます。

そんな宇宙人たちからみれば、私たち地球人が不便に見えるというのです。
また、目が3個ある宇宙人にも生まれつき全部の目が見えない人もいます。

どんな宇宙人もどんな地球人も、見える人も見えない人もみんなそれぞれに見え方や感じ方が違います。
そんな中でも「同じところを探しながら、違うところを認め合っていこう」というストーリーの絵本です。
難しい問題をテーマにしていますが、大人でも「なるほど」と深く考えさせられるお話で、可愛い絵も相まって、子どもにもわかりやすく伝えやすいものになっていると思います。
他人との「違い」について考える力を育む1冊ではないでしょうか?
このヨシタケシンスケさんの絵本は他にもたくさん出版されていますが、コミカルな面もあり、我が家の娘はどれも大好きです。

《おすすめの絵本その2》しんせつなともだち

しんせつなともだち
作者:方軼羣(ふぁんいーちゅん)/村山知義/(訳)君島久子
出版社:福音館書店

山に雪がふって辺りはまっしろになりました。
お腹が減ったこうさぎはかぶを2つ見つけました。

こうさぎは、友達のためにかぶを1つ残して持って行ってあげました。
友達のろばは留守だったので、こうさぎはかぶをそっと置いてきました。

さぁこのかぶが最後には…!?

友達を思いやる心を育む1冊になっていると思います。
かぶの行方も面白く、最後まで読み進めると…納得です!
我が家の娘もいつも楽しく読んでいます。

《おすすめの絵本その3》たからもののあなた

たからもののあなた
作者:まつおりかこ
出版社:岩崎書店

毎日忙しいお母さんうさぎと幼稚園に通うこうさぎ「ふぅ」の物語です。

お母さんうさぎは仕事もしていて毎日忙しく、「幼稚園が終わったあとお友達の家にお迎えにきてね」と頼んでも、迎えにきたのはおばあちゃんでした。

ふぅはなかなか会えないお母さんに寂しさを感じていました。
そんなふぅにお母さんうさぎがかけた言葉とは…!?

お母さんは「会えない時でもいつもあなたを想っているよ」と伝えることができる1冊です。
子どもに「大好きだよ」と伝えるきっかけにもなる絵本だと思います。
お子さんの幼稚園や保育園の行き渋りにも効果があるかもしれません。
忙しい毎日ですが、我が家でもこの本と同じように、園に行く前にはぎゅっとして「大好き」を伝えるようにしています。

私がご紹介する5歳のお子さんにおすすめの絵本はこちらの3冊です!

  • みえるとか みえないとか
  • しんせつなともだち
  • たからもののあなた

5歳になると、人間関係の中で考えることも増え、人間としてもどんどん成長していく時期ですよね。
絵本もたくさん読むことができるようになる時期なので、今回ご紹介した本も参考に、お話を通していろんな角度からさまざまなことを伝えていってください。
ママも一緒に楽しみながら、お子さんの想像力や言葉への興味がどんどん引き出していけるといいですね!

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