妊娠中に起こりやすい症状と対策

妊娠・出産

妊娠すると、大喜びしたのはいいけれど、不快な症状に悩まされる方は多いのではないでしょうか。
私も妊娠中、様々な症状に苦しみました。
具合が悪くても薬が飲めないので、不安にもなりやすいですよね。
そこで今回は、私が妊娠中に実際に経験した症状や対策をご紹介します。

代表的な症状

つわり

症状

誰もが知る代表的な症状ですよね。
つわりといっても、吐き気や食欲不振、強い眠気など症状は様々です。
ピークは8週から16週という方が多いのですが、つわりの期間や症状は人それぞれ、同じ人でも1人目と2人目で違うともいわれています。
私も1人目は我慢できる程度だったのですが、2人目は強い吐き気で食事ができず困りました。

対策

そんな、つわりの代表的な症状ともいえる吐気を緩和させるには、ビタミンB6が効果的だといわれています。
私は最初、吐気が強く食べられない時、ビタミンB6をサプリメントで補っていました。
マタニティ用品を扱うお店に行くと、妊婦さん用のサプリメントコーナーがあり、そこで販売されていますよ。
食事ができるようになってからは、ビタミンB6が豊富な鶏肉や焼き芋、バナナ、パプリカ、モロヘイヤ、ピーナッツなどをよく食べるようにしました。
ただし、症状が重くて、もうどうにもならないという時は、病院へ行きましょう。
ビタミンB6の薬を処方してもらえたり、点滴をしてもらえたりと、対処してくれます。
辛い時は我慢せず、お医者さんにきちんと症状を伝えましょう

貧血

症状

貧血は妊娠初期から後期まで起こりやすい症状の一つです。
私も貧血になってしまったのですが、その時は動悸がしたり、少し動いただけでも息切れするようになりました。
また立ちくらみも酷くなったように感じます。
しかし貧血になった場合、私のように自覚症状が出る事は少ないようです。
女性は生理があるため貧血自体に体が慣れてしまってる人も多く、また徐々に貧血になっていった場合は、特に自覚症状が出ない事が多いのだとか。
貧血の状態のままお産になってしまうと陣痛が弱まったり、母乳が出づらくなってしまったりするそうです。
特に一番心配なのは、出産時に大量出血する可能性が高くなる事です

対策

貧血予防としてはやはり、鉄分が多い食材を選んで食べるのが1番
鉄分は肉や魚から摂取したほうが吸収もよく、タンパク質やビタミンCが多く含まれている食材と一緒に摂取する事もおすすめですよ。
私は、鉄分は赤身のお肉やあさり、タンパク質は卵や乳製品、ビタミンCはレモンやじゃがいもなどよく食べていました。
食べられない時は、前にご紹介したサプリメントで補うのもひとつの方法です。
また、貧血が酷くなると、病院から鉄剤を処方されることもありますので、その時はしっかりとお医者さんの指示に従ってくださいね。

浮腫み(むくみ)

症状

多くの妊婦さんが悩むのが浮腫みです。
私も妊娠が進むにつれ、手足が浮腫むなと感じることが増えました。

対策

浮腫み対策としては、マッサージやストレッチ、足湯などをよくしていましたよ。
手軽にできる、寝る時に足を少し高くして横になることもおすすめです。
また、妊娠中でない時の浮腫みは、水分の取り過ぎが原因ということが多いですが、妊娠中は別です。
水分を無理に制限しすぎると血流が悪くなり、赤ちゃんへも栄養が届きにくくなるので無理な制限はやめましょう
浮腫みは妊娠すると多くの人が感じる症状です。
しかし浮腫みが酷くなっていったり、全身が浮腫むような場合は、妊娠高血圧症候群の可能性も出てきます。
たかが浮腫みと思わず、いつもと違うなと思ったらお医者さんに相談してくださいね。

便秘

症状

妊娠すると、ホルモンの変化や、大きくなったお腹に腸が圧迫されて、便秘になる妊婦さんが多くいます。
私も、妊娠期間中はずっと便秘に悩まされました。

対策

妊娠中は便秘薬をはじめとするほとんどの薬が使えないので、便秘を予防するために食事と運動が大切です。
中には妊娠中でも使える便秘薬もあるそうですが、使用したい場合には必ずお医者さんに相談してくださいね。
食事は、食物繊維や発酵食品をとるように心がけましょう。
私はブロッコリーやお味噌汁、納豆などよく食べていました。
安定期に入ってからは、ウォーキングやマタニティヨガなど運動もするようにしていましたよ。
おかげで便秘ぎみではありましたが、便秘で苦しくなったり腹痛に悩まされたりする事はありませんでした。

口腔内トラブル

症状

妊娠と口腔内のトラブルはなかなか結びつかなさそうですが、結構多いのです。
妊娠中は歯周病や虫歯、口内炎などお口のトラブルが出やすくなります
私も口内炎がよくできていました。
特につわりが酷い時期は、栄養面でも偏りがあったり、疲労やストレス、睡眠不足などで口内炎がよくできた覚えがあります。

対策

こういう時には、歯医者さんに行き、妊娠中である事を伝えると、妊婦さんも使える口内炎の薬を処方してもらえますよ。
市販でも口内炎の薬はありますが、妊娠中はいつも使っている薬ですら思わぬ体調の変化につながります。
お医者さんで処方してもらう方が安心ですよ。

虫歯や歯周病に気をつけて!

さらに、妊娠するとホルモンバランスが変わり、唾液が少なくなるため、虫歯や歯周病にも普段よりなりやすくなります。
虫歯や歯周病は赤ちゃんに関係ないように思いますが、早産や胎児発育不全につながる場合もあるそうです。
妊娠期間中に歯科検診が受けられる制度がありますので、それらを利用してお口の中のケアも忘れないようにしてくださいね。

 

妊娠期間中は様々な症状を経験します。
妊娠は病気じゃないから相談しづらい、という方も中にはいらっしゃるかもしれません。
しかし、妊娠中のトラブルは赤ちゃんへ大きな影響を及ぼすこともあります。
辛いな、いつもと違うなと感じたら、遠慮せずお医者さんに相談するようにしてくださいね。

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