産後、髪の毛がパサパサ。どうケアしたらいいの?

ライフスタイル

昔から「髪は女の命」といわれていますし、最近では「おしゃれはファッション5割・髪型5割」といわれることもあるくらい髪の毛は女性にとって大切なものですよね。
おしゃれなママたちはきっと髪型にも気を使っているはず。
なのに、産後は抜け毛が増えたり、ボサボサでまとまらない!なんてなったらショックですよね。
美容室でトリートメントをしてもらう時間なんてないし、毎日のお風呂だってゆっくり髪の毛を洗ってる余裕なんてないのよ!とママたちの悲鳴が聞こえてきそうです。

私も髪型を変えたりカラーリングしたりするのが好きなのですが、産後は髪の毛がパサパサになってしまい悩みました。
元々くせ毛だったのですが、さらにくせが強くなりブローしてもうねりが直らなかったり、頭頂部からチリチリとした髪の毛が何本も生えてきたりとひどい状態でした。
今回はそんな私のヘアケアの方法も合わせてご紹介します。

どうして産後は髪の毛が変化するの?

産後、よくある症状として

  • 抜け毛が増える
  • ハリがない
  • コシがない
  • 髪の毛が細くなる
  • パサパサになる

が挙げられます。

これらはすべて女性ホルモンの減少及びバランスの乱れが原因です。

妊娠をすると女性ホルモンが多くなり、その影響で髪の毛が抜けにくくなったり、胎内の赤ちゃんを守ろうと体毛が濃くなったりします。
しかし出産を終えると今度は女性ホルモンが減少し、妊娠中に抜けなかった髪の毛が一気に抜け始めるのです。
それに加え、慣れない育児によるストレスや赤ちゃんのお世話による睡眠不足不規則な食事なども抜け毛を増やす原因になることがあります。
また、妊娠中は胎児が成長するためにたくさんの栄養を必要とするため、どうしても髪の毛に送られる栄養が少なくなり、細くなったりパサついたりしてしまうのです。

どのようなケアをすればいい?

育児中のママは忙しく、なかなか手間やお金をかけられませんよね。
実は、ちょっとしたことに気を付けつけると改善できるんです。
毎日続けていくことで髪の毛の悩みを少しずつ解消できますよ。

食生活を見直す

健康な髪の毛を育てるには、バランスのよい食事が不可欠です。

髪に良い栄養素

  • たんぱく質
    髪の毛の90%以上を構成する栄養素。
    オススメの食べ物:卵、鶏肉
  • ヨウ素
    分解されたたんぱく質を髪の原料として再合成するのに必要な栄養素。
    オススメの食べ物:ひじき、わかめ
  • 亜鉛
    新陳代謝に深く関わる甲状腺ホルモンの働きを正常に整える手助けをします。
    オススメの食べ物:牡蠣、牛肉

乱れた女性ホルモンを整えるためにイソフラボンを多く含む納豆豆腐などの大豆製品を意識的にとるのもよいといわれています。

私は美容師さんに進められて、毎日納豆を食べるようにしています。
調理の必要がなくそのまま食べることができるので赤ちゃんを抱っこしたままでもさっと食べられて便利です。
食事の時だけでなく小腹がすいた時にもオススメ!甘いおやつの替わりに納豆を食べればダイエットにもいいかもしれませんよ。
ハンバーグやチキンナゲット、パンケーキを作る時にもおからや豆腐を混ぜて作るようにしています。そうすれば大豆の栄養をたっぷり摂ることができます。

シャンプーを変える

一般的にドラッグストアなどで買うことのできる市販のシャンプーは洗浄成分が強力なものが多位です。
皮膚が敏感になっている産後には刺激が強すぎるため、抜け毛や髪の毛のパサつきがひどくなることがあるといわれています。
洗浄成分がアミノ酸で作られているシャンプーなら地肌や髪にやさしいといわれていますが、市販のものと比べるとかなり値段が高いのが難点です。

オススメのシャンプー

私のオススメは「アロマのやさしさ」というシャンプーです。
アミノ酸系成分を中心に植物由来の洗浄成分だけを使って作られています。
トリートメントがいらないので時短になりますし、比較的お手頃な価格で購入することができます。
実はこのシャンプー、ボディーソープとしても使えるのです。
赤ちゃんの肌にも優しいので、家族全員で全身に使うことができますよ。

ヘアケアの目的で使いはじめたこのシャンプーですが、意外なところで嬉しい効果がありました。
お肌の乾燥が改善されたのです。
それまではインナードライで顔が乾燥していました。シャンプーの時に強い洗浄成分が入った泡が顔に流れることで知らず知らずのうちに肌の潤いが奪われていたようです。
シャンプーの影響は頭皮や髪の毛だけではないのですね。





お風呂上がりに一工夫

髪の毛は濡れているときがいちばん傷みやすいのでなるべく早く乾かした方が良いのですが、お風呂上がりは赤ちゃんのお世話で大忙しでそれどころではないですよね。
美容師さんいわく、タオルドライしただけのボサボサの状態で長くいるより、クシでサッととかしておくだけでもずいぶん違うのだそうです。
お風呂上がりにすぐ手の届く場所にクシを置いておいて、サッととかしてしまいましょう。

ヘアアレンジ、ヘアスタイルを変える

毎日がんばってケアしていても、髪の毛はすぐには回復しません。
そこでしばらくの間は、ヘアアレンジでごまかすのもひとつの手だと思います。
髪の毛が長い場合はお団子ポニーテールでまとめてしまえばパサついた髪も目立ちませんし、短い場合や抜け毛で薄くなってしまった前髪などは、帽子おしゃれなターバンで隠してしまいましょう!

私も寒い時期はよくニット帽のお世話になっていたのですが、産後1年が過ぎ、春になってもどうしても耳まわりのくせ毛がおさまらず、そのひどくなったくせのせいで好きな髪型にできないほどでした。
担当の美容師さんに相談すると「それならそこを切ってしまえば?」と。
そんな発想は全くなかったので少し驚きましたが、その提案に乗ってみることにしました。
全体はショートボブの長さで両側の耳まわりの髪の毛だけを刈り上げにし、上から長い髪の毛を被せる、いわゆる「ツーブロック」にしたのです。
これが大成功で、今までずっとクルクルドライヤー片手に毎朝格闘していたのがウソのようにスタイリングか楽になりました。

これは少し極端な例かもしれませんが、出産によって変わってしまった髪質を生かして新しいスタイルに挑戦すると思えば、気持ちも明るくなってきませんか?




育児中はどうしても自分のことは後回しになってしまいがちですが、毎日のちょっとしたケアで美髪を取り戻し、思いっきりおしゃれを楽しみましょう!

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