1歳児の入院!子どもの病気体験談【RSウイルス/気管支炎】

子ども・子育て

抵抗力の弱い小さな子どもは、年間を通して様々な病気にかかります。
生まれたばかりの赤ちゃんはお母さんのお腹にいる時にへその緒を通してもらった免役抗体に守られていますが、生後半年を過ぎる頃になると無くなってくるので、その後は自分で免疫抗体を作らなければなりません。免役抗体は実際に細菌やウイルスに感染しなければ作ることができないので、風邪などをひきながら体を丈夫にしていくことになります。
その為、子どもが体調を崩してもやみくもに心配する必要はないのですが、まだ抵抗力が弱いため重症化しないように気を付けなければなりません。
私は次女が1歳4ヶ月の時、風邪の症状を甘くみてしまった為にこじらせてしまい、入院を余儀なくされるという事態を招いてしまいました。
当時の状況を紹介しますので、小さな子どもの健康管理に役立てていただけたらと思います。

最初は発熱、その後鼻、咳など風邪の症状

発端は発熱でした。子どもの突発的な発熱はよくあるし、その日が日曜日だったこともあり様子を見ることにしました。
翌日には微熱に下がったのでそのまま様子を見ましたが、微熱と並行して鼻水や咳などの症状が現れました
その状態が2,3日続きましたが特にひどくもなく「治りそうで治らない風邪」のような様子だったので、そのうち治るだろうと医者にはかかりませんでした。
しかしこれを、後でとても後悔することになります。

発熱から5日目に急変

その後、発熱から5日目にあたる日の未明に突然咳が酷くなりました。
それは夜が明けてからも続き、喉の痛みを訴え食欲もなく、本当に息が苦しそうでした。
慌てて病院へ行った結果、RSウイルス感染による気管支炎と診断され、設備の整った総合病院へ救急搬送され即入院になりました。
聞けばRSウイルスは発症から4~5日目がピークとのこと。次女はそのタイミング通りに悪化したのでした。

RSウイルスで気を付けること

RSウイルス感染症は冬に流行する風邪の一種で、幼稚園児ぐらいになれば普通の風邪として対処されます。
しかし、1歳以下の子どもの場合重症化し、気管支炎や肺炎などを引き起こす危険性がある病気です。
お母さんからもらった免疫はRSウイルスにはあまり効かないので、新生児も発症することがあります。新生児は抵抗力が弱いので、特に注意が必要です。
実際に次女が入院していた時はRSウイルスが流行しており、感染した子どもばかり集められた大部屋には生後1ヵ月の赤ちゃんもいました。
1歳4ヶ月の次女の病状を5歳の長女と同じように考えていたことは、ひたすら反省するしかありません。家族は夜泊まれない病院だったので、泣き叫ぶ次女を残して病室を去るのは本当に辛く申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

重症化の弊害

病院で適切な処置を受けて次女は快復し、1週間の入院後退院しました。
しかしひとたび痛めてしまった気管支は、その後も次女を苦しめるようになりました。
頻繁に風邪をひき、その度に肺がゼーゼーするようになってしまったのです。
そうなると、朝夕と1日2回病院に吸入に通わなければならず、その通院も次女にとっては体力的に負担でした。
また、健康な長女をいろんなウイルスが蔓延する小児科に頻繁に連れて行くことにも抵抗がありました。

そうこうしているうちに、退院して2ヶ月後再び総合病院に入院するかしないかの病状になるまで悪化してしまったのです。
2回目の入院は何とか免れましたが、その後通院の負担を軽減するために、自宅用の吸入器を購入しました。
次女が入院したのは10月の事でしたが、その冬は2~3週間サイクルで風邪をひいていたように記憶しています。
幸いなことに4歳になった今ではすっかり健康になり、自宅で吸入器を使うことはなくなりました。

 

小さな子どもは自分の体調を上手く大人に伝えることができないし、容体が急変することもよくあります。
だからこそ、子どものことを一番よく分かっているママの判断が大切になります。
もし私のようにミスをしてしまった時、自分を責めて落ち込んでしまうママがいるかも知れません。
気持ちはよく分かります。
だけど、きちんと病院にかかっていても悪化を止められない場合もあります。
だから、悩んでいるその時間を子どものために使ってあげてくださいね。

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