就学前の体操教室、どんな効果がある?

子ども・子育て

子どもの習い事として人気がある体操教室。
特別な道具が要らず体ひとつで出来るので、気軽に始められます。
我が家は2人の娘がいますが、2人とも家でじっとしていられないタイプ。そこで、入園前には未就園児クラスの体操教室に通い、現在小学生の長女は幼稚園の年中・年長の時にも通いました。
では実際に通ってみてどのような影響が出たのか、我が家の子どもの体験ではありますが紹介したいと思います。

体操教室への参加を決めた理由

お金を出して子どもに習い事をさせるからには、得意分野を伸ばしてほしいと思いますよね。
それには、子どもが前向きに取り組めるものかどうかがポイントになります。
我が家の娘は2人とも体を動かすことが大好きで、歩き方を知らないんじゃないかと思うぐらい、いつも走り回っている子どもでした。更に人と関わることが大好きだったので、沢山の友達と出会える体操教室は娘に合っているのではないかと思い、参加することを決めました。
そこにはあわよくば運動神経が良くなって欲しいという思いがなかったとは言いません。
しかしどちらかと言えば、体操教室ならではの器具とプロの指導をもって、正しく楽しく体を動かすことを知って欲しい。そしてそれが、この先自分のやりたいスポーツに出会った時の基礎になることを願って決めました
その為、少人数制で技術の向上を目指す教室ではなく、大人数で幅広いメニューに取り組むタイプの教室を選びました。

効果を感じられた点は

運動能力を高めるには体操教室より外遊びの方が効果があるという説があります。
これは、確かにその通りだと思います。実際に体操教室で指導を受けるよりも、外で遊んでいる方がよっぽど体を動かしているので体力はつくでしょう。
しかし外遊びでは、当然ながら自分の好きなことしかしません。冒険心があまりない子どもの場合やることが限られ、極端な話公園へ行っても砂遊びしかしない。なんてこともあるかも知れません。

体操教室では鉄棒や平均台など、様々な道具を使って子どもの世界を広げてくれます。またちょっとしたコツの伝授が、上達のきっかけになることもあります。
我が家の長女は幼稚園で縄跳びを習い、練習に励んでいましたが我流では上手く跳べず、親がアドバイスするも素直に聞いてもらえませんでした。しかし、体操教室でタオルを使って縄の回し方を教えてもらってからは、劇的に上達しました。
このような成功体験は、向上心を高める上で大切だと思います。

また体操教室でトランポリンを夢中になって跳んでいたので、自宅にも同じものを購入しました。当時5歳だった長女の為に買いましたが、1歳だった次女も見様見真似で跳び始め、その効果か4歳になった今では体幹がしっかりしています
現在8歳の長女は、今は体操教室に通っていませんが、スイミングとチアリーディングという形でスポーツに関わり続けています。

未就園児にとっては集団生活の練習にもなる

まだ集団生活を経験していない未就園児にとって体操教室は、やがてはじまるであろう幼稚園や保育園生活の練習にもなります。
自由に体を動かすだけでなく、挨拶から始まり先生の話を聞き、時には注意され、順番を待ったり準備や片付けをしたりなど、これから必要になってくる生活習慣を体験することができるからです。
すぐに完璧にはできないかも知れませんが、できないからと言って焦る必要はありません。このような集団生活の世界があるということを知り、子どものペースで馴染んでいけばよいと思います。

我が家の次女は先生の話を座って聞くことができず、体操教室のプログラムなどおかまいなしに自分のやりたいことだけをやろうとする子でした。
そんな次女も、実際に入園すると初日からきちんと座って先生の話を聞けていたので、体操教室での苦労は何だったのかと思いましたが、きっと頭では理解できていたのだと思います。

 

 

我が家の場合は体を動かすのが好きだったので楽しく通うことができましたが、そうでない子にとっても楽しさを知るきっかけになるかも知れませんね。
ただやはり苦手と感じた場合、無理は禁物です。
子どもの可能性は無限ですので、その子が楽しんで取り組めるものは何であるのか、家族で見守りましょう。

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