我が家がやっている子供のしつけ

子ども・子育て

かわいい我が子のためを思い、毎日繰り返し行うしつけの数々。
気が付くと、力が入りすぎていることありませんか?
小さな子供の場合、親の言っていることが理解できなかったり、すぐに行動が改まらないこともよくあります。
腹がたちますよね。分かります。私の子ども達も同じです。
すぐには結果が見えないしつけ、みんなどのようにしているのでしょうか。
8歳と4歳の娘がいる、我が家のケースを紹介します。

しつけの前に、意識していること

子供は親の所有物ではありあせん。自分の意志を持ったひとりの人間です。
頭では誰しも理解していることでしょう。
私はしつけが自分の思うように進まないと、怒りがコントロールできなくなることがあります
私が注意したことに対して反抗的な態度を取ったり、茶化して適当に流そうとしたりされると、どうして分かってくれないの?!とイライラが止まらなくなるのです。
しかしこの怒りの原因を掘り下げていくと、「子供が自分の思い通りにならないこと」に対して怒り、子供の気持ちを無視してコントロールしようとしていることに気付きました
しつけの目的は自分の思い通りに動く人間を作ることではなく、自分で考え正しく行動できる人間を育てることです。
その為にも、子供をひとりの人間として気持ちを尊重すること。
これがしつけの前提として私が意識している点です。

子供に対して命令形を使わない

大人同士の関係の中で、誰かに命令されると反抗的な気持ちになりませんか?
親子の間でも、同じことが言えます。
子供が命令されるストレスから耳を塞いでしまうと、何を言っても伝わらなくなってしまいます。
そこでいつもなら「〇〇しなさい」と言ってしまうところを、「〇〇しようね」「〇〇しようか」に変えています

我が家では、私の「〇〇しなさい」に対して子供はキレ気味に「分ってる!!」と言うものの行動には移さないという日々でした。
そこで「〇〇しようか」に言い方を変えてみたところ「そうだね」とすんなり受け入れてもらえて驚いたことがあります
人間関係は合わせ鏡と言われますが、自分の態度を変えたことで相手の対応も変わったという経験でした。

子供も子供なりにどうすべきかは分かっています。
分かっていながらも素直に行動できずにいるので、その背中をそっと押してあげることがポイントです。

注意する時は理由もいっしょに、おだやかに

つい自分の欲求で頭がいっぱいになり、周りが見えてなくなってしまう子供。
その行動を改めさせるには、その理由を子供が納得することが必要です。
頭ごなしにまくしたてると子供は「怒られている」と感じるだけで「早く終わらないかな」としか思いません。
おだやかな口調で、子供にも理解できるようにゆっくりと説明してあげましょう。
「〇〇ちゃんはどう思う?」など子供の意見も聞きながら話すと、より理解が深まります

8歳の長女はいろんなことが理解できるようになってきたので「姿勢が悪いと目が悪くなる。目が悪くなるとメガネをかけないといけなくなる。メガネをかけると習い事のスポーツがやりづらくなるよ。」というような具体的な説明をすると、納得してくれるようになりました。

厳しくするのはこんな時

しつけは極力おだやかに、を心がけている我が家ですが、時に厳しく叱ることもあります。

我が家で徹底しているのは、下記の3点です。
・交通ルールの遵守等、命に係わる危険な行為をしないこと
・公共の場でのルールの遵守など、他人に迷惑をかけないこと
・他人の気持ちを考えて行動すること

子供にとって、世の中に溢れる物事の全てを正しく判断し行動することは難しいものです。
子供に親の様子から事の重大さを感じ取ってもらう為にも、上記3点に関することは毅然とした態度で対応しています。
その時も具体的な例や考え方、他人の気持ちなどを示して、視野が広くなるように努めています。


我が家のやり方を紹介してきましたが、私もまだまだ未熟で完璧なしつけには程遠い状態です。
ですが夫婦でベクトルを合わせ、愛情をもって根気強く続けていけばきっと伝わると信じています。

ピックアップ記事

関連記事一覧