子どもに薬を飲ませるコツ

子ども・子育て

子どもが熱を出した時、薬を飲ませなければならないことがあると思います。
薬を飲むのを拒否されると、心配になるのはもちろんですが、ドッと疲れもたまってしまいますよね。

今回は月齢や薬に合わせた、おすすめの薬の飲ませ方についてご紹介します。

年齢別の飲ませ方

0歳から6歳の子どもは、ほとんど粉薬が処方されると思います。

哺乳瓶でミルクを与えている赤ちゃんの場合

薬をミルクに混ぜて投与することが一番簡単です。

事前に薬剤師さんにミルクとの相互作用がないかを確認してください。
一部の抗生物質などにはカルシウム分と結合して、十分な効果を発揮できなくなる薬などもあるので、注意してください。

あまりたくさんの量のミルクに混ぜると、全部飲みきれなかった時に薬も全部飲みきれなくなってしまうので、確実に飲める量のミルクに混ぜることも大切です。

1歳

月齢が進んでいて、果汁などをとる習慣があるお子さんは果汁と混ぜて飲ませても大丈夫です。
抗生物質には苦みの強いものが多いので、苦みが際立たないオレンジジュースを選びましょう。
こちらの場合もジュースと薬の相互作用がないかなどを薬剤師に確認してください。

2歳〜4歳

2歳をすぎると、小皿などに出した薬を少量の水やジュースで溶き、スプーンなどでなめさせた後に水を飲ませるというやり方がオススメ。
粉でむせることもありませんし、水を口入れて上を向かせることなく飲ませることができます。

5歳〜6歳

5歳ほどになれば、大人と同じように口に水を含んで直接粉末でも飲むことができると思います。
ただ、苦い抗生物質だったり、タミフルなどの抗インフルエンザウィルス薬などは、はき出してしまうことがあります。

そんな時はチョコレートアイスクリームに混ぜ込むのがオススメです。
薬の強い苦みをチョコレートのほろ苦さが上手に隠してくれます。

私の子どもがインフルエンザにかかったときは、苦みが強すぎて一口なめて拒否されてしまいましたが、チョコレートアイスクリームの方法は大丈夫でした。栄養補給にもなるので一石二鳥ですよ。

のどの痛み、腫れが強いとき

ヘルパンギーナや扁桃腺炎など、子どもの病気にはのどが痛くなる病気がたくさんあります。
水やジュースが飲めないほどひどいのどの痛みは、服薬用ゼリーに頼りましょう。
なるべくよく冷えた方が、痛みを感じにくいようです。
つるんとした食感なので、比較的痛がらずに飲んでくれます。

あまりにも痛くてゼリーでも嫌がることもあるかと思います。
もし座薬の解熱剤が処方されている場合には、それを使用した後に飲ませてみてください。
解熱剤の鎮痛作用でのどの痛みが和らぐことがありますので、飲んでくれる可能性は高くなります。

座薬の投与のコツ

赤ちゃんの解熱剤などで座薬を処方されることは多いと思います。
入れたものの、結構すぐにお尻の外に流れ出したりしませんか?
私の子どもはよく流れ出してしまって、なかなか本来の働きを発揮してもらえませんでした。

小児科で教えていただき、効果があった方法をご紹介します。
座薬を入れた後すぐに寝かせずに、お尻をしっかり挟むようにして縦抱きで10分ほど抱っこしてあげる方法です。
10分流れで出さなければ薬は十分効くそうです。
是非お試しください。

いかがでしたか?
できればお世話になりたくない薬ですが、お子さんが薬を飲まなければならなくなった時に試してくださいね!
お薬には、飲み合わせの悪い食べ物がありますので、必ず薬剤師さんに確認してからお試しください。

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