教えて!哺乳瓶の種類と選び方

赤ちゃん・育児

出産準備をするにあたって、必要な物の一つに哺乳瓶があります。
ミルク育児や混合育児を考えているなら必須アイテムですよね。
でも、いざ用意しようとすると、あまりに種類が多すぎて戸惑ってしまうのではないでしょうか。
様々なメーカーが多彩なラインナップを揃えていますので、ある程度自分の求める哺乳瓶の条件を固めてから、商品選びをした方がスムーズに運びます。
ここでは哺乳瓶選びのポイントを紹介しますので、準備する時の参考にしてくださいね。

母乳育児の予定だけど、哺乳瓶は必要?

ひとつは用意しておきましょう

私は母乳で育てるから哺乳瓶は必要ない、そう思っていませんか?
母乳育児の予定でも、思うように母乳が出なかったり、ママの体調不良など、いつどんなトラブルが起こるか分かりません。
赤ちゃんの成長によっては、健診時に医師からミルクを足すことを促される場合もあります。
そんな時に慌てなくて済むように、ひとつ用意しておくと安心です。

我が家の場合

私には2人の子どもがいますが、2人とも母乳メインの混合育児で育てました。
ミルクも採用することにした理由は、近くに頼れる身内がおらず、私に何かトラブルがあった時に主人が対応できるように、哺乳瓶に慣れておいて欲しかったからです。
結果的に、我が家では哺乳瓶がとても役に立ちました。
2人とも小さく生まれ、成長も緩やかだったので、健診時に粉ミルクを飲ませるように指導されたからです。
このような例もありますので、参考になれば幸いです。

ボトルの種類と選び方

それでは、実際に哺乳瓶を買うことになったときは、どうしたら良いのでしょうか。
ボトルを選ぶときのポイントは3点あります。

1.形状

ボトルの形状は、ストレート型カーブ型があります。
ストレート型が一般的で、店頭などでよく見かける形です
一方カーブ型の哺乳瓶は、赤ちゃんがミルクを飲みやすい角度になるように本体がカーブした形になっています。

2.サイズ

ボトルのサイズの目安は、新生児が120ml~150ml2~3ヶ月以降が200ml~250mlです。
新生児の必要量は小さめのボトルで足りますが、いずれ大きくなることを考えると最初から大き目を使っても問題ありません
小さいボトルのメリットとしては、作る時や消毒の際に取り扱いが楽なこと、成長過程でお茶を与えるようになった時に再利用できることです。

3.素材

素材は、主にガラス製プラスチック製の2種類があります。

ガラス製

《メリット》
・傷つきにくいので菌が繁殖しづらく、清潔が保てる
・熱に強いので消毒しやすい
《デメリット》
・重いこと、破損しやすいこと

プラスチック製

《メリット》
・軽くて割れにくいこと
《デメリット》
・細かい傷がつきやすく、臭いが残ったり雑菌が繁殖しやすい
・耐熱性のない製品は、煮沸や電子レンジでの消毒ができない

このような特徴をふまえて、新生児の時は小さめのガラス製、それ以降は大きめのプラスチック製と使い分けてもいいですね。
外出が多い人は、プラスチックの方が持ち運びしやすく破損の心配もないので、重宝すると思います。

我が家の場合

2人とも8ヵ月ぐらいになると、自分で哺乳瓶を持ちたがるようになりました。
思いのほか上手に持って飲みましたが、飲み終わると哺乳瓶を投げ捨てていました。
そんな時に、割れないプラスチックの哺乳瓶がとても役に立ちました。

乳首(ニプル)の種類と選び方

本体が決まったら、次は乳首を選びましょう。
乳首は、本体にセットできないというトラブルを避けるために、必ず本体と同じメーカーのものを選びます
同じメーカー内でもラインナップが多い時は、パッケージの表示をチェックし、対応しているかどうか確認しておきましょう。
乳首を選ぶ時にも、ポイントが3点あります。

1.素材

乳首の素材は主にイソプレンゴムシリコンゴムの2種類です。

イソプレンゴム

柔らかくてママの乳首に近い感触がありますが、シリコンゴムに比べてゴム特有の臭いがあり、この臭いを赤ちゃんが嫌がることがあります。

シリコンゴム

イソプレンゴムと比べるとゴムの臭いは殆どないのですが、感触はやや固めになります。

2.サイズ

乳首のサイズはSS(新生児用)S(生後1ヶ月)M(生後3ヶ月)L(生後6ヶ月以上)となっており、赤ちゃんの吸う力や飲む量によってステップアップできるようになっています。
あくまでも目安なので、新生児でもたくさん飲める赤ちゃんなら、Sからスタートしても問題ありません。

穴の形

穴の形はスリーカットクロスカットの3種類があります。

丸穴

ミルクが出やすいので、吸う力が弱い新生児に適しています。
丸穴は楽にミルクを飲めるので、ある程度哺乳力がついてきた2~3ヶ月ぐらいを目途に穴の形に移行するとよいでしょう。

スリーカット

穴がY字の切れ込みになっています。
赤ちゃんの吸う力によってミルクの出る量が変わるので、ミルクを飲む量をコントロールできるのが特徴です。

クロスカット

スリーカットと同様で飲むときに哺乳力が必要ですが、スリーカットよりもたくさん出るので、スリーカットでは授乳に時間がかかる赤ちゃんにおすすめです。

まとめ

出産準備として事前に準備しておくのであれば、SSサイズの丸穴が新生児に適しています。

選ばれている人気の哺乳瓶は?

哺乳瓶は、赤ちゃんの成長や好みに合わせて、本当にいろんな工夫がされていますね。
それゆえ種類も多くなりますが、その中で多くの人に選ばれている哺乳瓶って一体どんなものでしょうか。

《ピジョン》母乳実感シリーズ

ベビー用品メーカー、『ピジョン』から発売されている「母乳実感」は、その名前の通り母乳を飲む時と同じような口の動かし方でミルクを飲むことができるという乳首が特徴です。
その為、混合育児や一時的に哺乳瓶を使う場合に、乳頭混乱で赤ちゃんにストレスをかけることがありません
「母乳実感」のボトルに、同じくピジョンから発売されている「母乳相談室」の乳首をつけることができるところも人気の秘密です。

《ズーム・ティー》ドクターベッタシリーズ

ボトルのカーブが特徴の『ドクターベッタ』の哺乳瓶。
これは赤ちゃんが母乳を飲む時と同じように、頭を起こした姿勢でミルクを飲めるように開発された哺乳瓶です。
頭を起こしてミルクを飲むことで、耳へのトラブルや誤嚥などを防ぐことができます。
またボトルのカーブによって気泡が飲み口から上に流れ、授乳後のゲップを軽減できるとのこと。
ボトルのデザインもおしゃれでかわいいものがたくさんあり、授乳時間が楽しくなりそうです。
乳首には、母乳に近い感触の「ブレイン乳首」とミルク育児に特化した「ジュエル乳首」の2つのシリーズがあります。
自分の育児方法に合わせて簡単に選べるところが嬉しいですね。

《コンビ》テテオ授乳のお手本シリーズ

「テテオ授乳のお手本」シリーズは、母乳育児との両立にこだわり抜いた哺乳瓶です。
ボトルには「4段階流量調節機能」が採用されており、赤ちゃんの吸う力に合わせてミルクの出る量を調節することができます。
また母乳と同じようなくわえ方ができるように、乳首もあえて角度のついた珍しい形になっています。
乳孔の数も母乳と同じように多孔(2孔と3孔)なので、赤ちゃんの吸啜力に合わせて選ぶことができ、安心です。

 

私の子ども達は、『ピジョン』の「母乳実感」と『コンビ』の「テテオ」(どちらもプラスチックで大きいサイズのボトル)を使用しましたが、2人とも問題なくミルクライフを楽しむことができました。
最近の哺乳瓶は日に日に機能が進化していて、デザインも素敵な物が多いです。
数ある哺乳瓶の中から、赤ちゃんにとって最適な一本が見つかるといいですね。

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