赤ちゃんはミルクや母乳を飲んだ後、ゲップをさせてあげなくてはなりませんよね。
ですがこのゲップ、出させるのって結構難しくありませんか。
私もなかなか上手くできず苦労しました。
保健師さんにゲップの出し方のコツを聞いたので、ご紹介させていただきます。
ゲップをさせるのなぜ?
なぜ、赤ちゃんはミルクを飲んだ後ゲップをする必要があるのでしょうか。
赤ちゃんはミルクを飲むとき一緒に空気を吸っています。
ゲップをして空気を出してあげないと、吐き戻してしまったりお腹が張って苦しくなってしまいます。
そして一番の問題は、お腹に入った空気がミルクの消化を邪魔してしまうのです。
うちの子もゲップが上手くできず、体勢を変えた瞬間に吐き戻してしまう事がよくありました。
ミルクを飲んだ後は、お腹に入ってしまった空気をゲップによって出す手助けをしてあげてくださいね。
ゲップを出させるコツ
抱き方を工夫する
ゲップを出してあげる時は縦抱きが基本です。
横向きの抱っこだと出づらいので、縦抱きにして背中をさすってあげてください。
この時まだ赤ちゃんの首が座ってないので、しっかり頭を支えましょう。
縦抱きで背中をさすってあげるとすぐゲップが出る時もありますが、それだけでは上手く出ない時もありますよね。
縦抱きにする際は抱き方に工夫が2つあります。
肩抱きにする
赤ちゃんのお腹が自分の肩にくるように抱っこしてください。
赤ちゃんの胃のあたりが肩に当たるのがベストで、背中が緩やかなカーブになるようにしてあげてくださいね。
その体勢で背中をさすってあげるとゲップが出やすくなります。
私も赤ちゃんが産まれたばかりの頃、この方法でゲップをさせていたのですが、普通に縦に抱くよりゲップが出やすくなりましたよ。
ゲップは出やすくなりますが、肩抱きでゲップをさせるとゲップと同時に吐き戻しをしてしまった時は大惨事です。
肩にタオルなどを敷いておく事をオススメします。
膝の上に座らせる
もう一つの方法は、自分の膝の上に赤ちゃんを横向きで座らせる体勢です。
赤ちゃんが向いている方の自分の手で脇の下をつかむようにして上半身を支えてあげましょう。
イメージとしては沐浴で背中を洗う時の体勢です。
赤ちゃんが少し大きくなってくると肩抱きするのは辛くなるので、この体勢の方がやりやすかったです。
この体勢も同じく吐き戻しされると自分の洋服が大変なことになりますので、膝にタオルを敷いておくといいですよ。
背中のさすり方を工夫する
背中は下から上に向かってさすってあげてください。
それでも出ない時は軽くトントンと叩いてあげるといいですよ。
私は以前、赤ちゃんがゲップをする前に寝そうだった時があり、つい焦ってさすったりトントンしたりしてしまったことがあります。
そしたら赤ちゃんは緊張してしまったのか、余計にゲップが出ないなんてことがありました。
焦りは禁物です。
授乳中にこまめにゲップをさせる
一気にゲップをさせようとすると吐き戻してしまったり、上手くできなかったりします。
授乳中にこまめにゲップを出させてあげることもポイントです。
最初の頃は授乳を中断すると、もう終わり?という感じで泣く事もありましたが赤ちゃんも慣れてきます。
赤ちゃんの様子を見ていると少しづつゲップを出させてあげた方が、一気に出すより楽なようです。
ゲップが出ない時は?
授乳中に寝てしまったり、どうしても上手くゲップが出ない時もありますよね。
うちの子もよくミルクを飲みながら寝てしまい、起きた瞬間吐いてしまう事がありました。
ゲップが出ない時は右側を下にして寝かしてあげましょう。
右側に胃と腸が繋がっている部分があるため、右を下にした方が吐き戻しも少なくなるようです。
バウンサーに寝かしたり、タオルなどを支えに体を起こして寝かせるのもいいですよ。
仰向けにするとお腹が張ったり、吐き戻したものが喉に詰まったりしやすいので、ゲップができなかった時は体を起こしてあげてください。
赤ちゃんにゲップを出させてあげるなんて初めての事なので戸惑いも多いですよね。
お母さんやお父さんが焦ると赤ちゃんにも伝わって余計に出ない、なんて場合もあります。
焦らずゆっくり、赤ちゃんのお手伝いをしてあげてください。