子供を勉強好きにするには

子ども・子育て

勉強でいい結果を出すには、勉強が好きであることが大切です。
だけど、一体どうしたら勉強好きになってくれるのでしょうか。
子供には勉強しろと言っておきながら親はスマホ…これでは子供はやる気になりません。
家事などやむ得ない時もありますが、子供にやらせっぱなしにするのではなく、手の空いた時は子供の学習を見守り、時にはサポートすることが大切です。

子供の興味や好奇心を尊重する

2歳ぐらいから始まる子供の「なんで」「どうして」
もしかして嫌がらせ?って思うぐらい、頻繁でうんざりする時もありますよね。

我が家には小学2年生の長女と幼稚園年少の次女がいますが、どちらも好奇心旺盛で何でも知りたがり、やりたがります。
子供は知りたいことを考え、答えを導き出す過程で楽しさや達成感を見出します。幼少期においては、大人の手助けなしにはそれは得られません。
子供がいろいろ知りたがるのは、能力を伸ばそうとしている時です。
毎回は難しいかも知れませんが、出来る限り協力してあげて欲しいものです。

我が家では子供達が何かに興味を持ったら、興味が冷めないよう可能な限り早く対応するように心がけています。
興味があることに関する子供の記憶力は、天才的に優れているからです。
長女が年少の時に、幼稚園でかるた遊びを覚えてきました。そこで自宅でも「ことわざかるた」を買って対戦していたところ、長女はあっというまにことわざを全て覚えました。それは、4年経った今でもほぼ記憶しています。
その時は無駄や意味がないと思えることも、それが勉強好きになるための近道になるかも知れません。
親子で沢山のことを経験し、心の引き出しを知識と満足感で満たしてあげてください。

読書のすすめ

我が家の長女は、文章問題が苦手です。問題の意味が分からないそうです。
勉強しようにも、問題の意味すら分からないのではやる気が出ませんよね。
典型的な国語力不足な長女ですが、このように国語力が不足すると、国語だけでなく全ての教科に影響を与えます
対策としては、絵本の読み聞かせや読書が有効です。
本を読むことで語彙力が向上し、言葉が分かると読解力もついてくるからです。それは学力向上へ繋がる可能性もあります。

最近はテレビや動画が普及しているので、あえて活字を見る機会が少なくなってきています。
意識して絵本の読み聞かせや読書の習慣をつけ、言語能力を高めることが勉強の基礎になることを是非知っておいて欲しいです。

育てるのは能力ではなく、子供の「自己肯定感」

「子供には勉強好きになってもらいたい。」「テストでいい点をとってもらいたい。」
だけど、勉強だけでいいのですか?
勉強は好きだけど、友達はいない。そんな子になって欲しい親はいませんよね。
やるべき勉強はするけど、友達とも遊び、子供らしい笑顔を絶やさないでいて欲しいですよね。
その為には、テストの点や成績だけで子供を評価しないことが大切です。

テストで凡ミスをしてしまった時「なんでこんな簡単な問題を間違えるの!」と言いたくなる気持ちは良く分かります。
でも、子供を否定したところでいいことなんてひとつもありません。
親の期待に応えようとプレッシャーがかかり、緊張から笑顔が少なくなってしまいます。また親の真似をして、テストの点で友達の評価をするようにもなりかねません。
どうしても凡ミスについて一言いいたいのであれば、言い方を工夫しましょう。
「あなたなら解ける問題なのに、惜しかったね。次は気をつけようね。」
これだけで子供は前向きな気持ちになれます。

叱りたい気持ちを我慢して子供をおだてることは、大人といえども気持ちがのらないかも知れませんが、やはりそこは大人としてのふんばりどころです。
テストの点で子供を否定するのではなく、受け入れて背中を押してあげることで子供の自己肯定感が満たされ、次は頑張ろうという気持ちになれます。
また自分だけでなく、周りの人間も大切にできるようになるでしょう。

 

子供を勉強好きにするには、大人がそばにいて子供の疑問や要望に応えてあげられる環境が大切です。
子供が宿題をする時には声が届く場所にいる、これだけで全然違うと思います。
幸い我が家の小学生の長女は、今のところ学校も勉強も好きなようです。
私自身至らない点も多いですが、出来るだけ子供達の好奇心の芽を摘むことなく、伸ばしていけたらと思う毎日です。

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