雛人形を飾る時期は?いつ片付けるの?

お祝い事・イベント

女の子のいる家庭では、春が近づくとそろそろ雛人形を出さないと…と思うようになるのではないでしょうか?
では、その雛人形を飾る時期はいつなのでしょうか?
また、雛人形を片付けるのが遅いと婚期が遅れる…という話を聞いたりもします。
いつ飾り、いつ片付けるものなのでしょうか?

飾る時期

雛人形を飾るのは、一般的には節分を過ぎた「立春(2月4日)」が目安とされています。
年に一度の行事なので、せっかくなら長く飾りたいという方も多いと思います。
地域によっては、早い方は年明けから飾っているという方もいるようですが、春の始まり「立春」から2月中旬にかけてが多いようです。
また、雛祭りの前日に慌てて飾るのではなく、遅くとも雛祭りの一週間前までには飾っておきたいものです。
せっかく飾るなら縁起のいい日に!という方は、大安や友引の日を選ぶのもいいですが、二十四節気のひとつ「雨水(うすい)」に飾ると、良縁に恵まれるとも言われています。
「雨水」とは、寒さが和らぎ雪が溶けて、本格的な春の訪れを感じられるようになる時期のことです。
また、雪解け水に象徴される「水」は、生命を育む女神をあらわし、子授けや安産が祈られてきました。
そうした背景から、女の子の将来の幸せに縁起が良いとされたのでしょうね。

片付ける時期

3月3日が終わると片付ける方も多いと思いますが、地域によっては、旧暦の4月3日まで飾っているところもあります。
一年に一度の機会ですから、せっかくなら長く飾りたいですよね。
ただ、「雛人形を片付けるのが遅いと婚期が遅れる」というのが気になるところですが、これは、「すぐ片付けない=出しっぱなしでだらしがない」という意味で言われているようです。
なので、お天気の悪い日に急いで片付ける必要はありません。
お天気の悪い日に片付けると、湿気を含んで、カビやシミ、虫食いの原因になります。
雛人形を長持ちさせるためにも、片付けるのは晴れた日がいいでしょう。
片付けの目安は雛祭りから2週間前後、3月の中旬頃が多いようです。旧暦なら4月中旬頃です。
二十四節気のひとつ「啓蟄(けいちつ)」の日に片付けるのが縁起がいいとも言われています。
そうは言っても、お天気が悪かったり、用事があってなかなか片付けられないこともあります。
そんな時は、雛人形を後ろ向きにしておくという地域もあるようです。
これは、「雛祭りはもう終わりました」という意味だそうです。
 
 
以上、雛人形を飾る時期について調べてみました。
目安になる時期はあるものの、「この日に飾らないといけない」とか、「この日に片付けないといけない」ということではありません。
女の子の幸せや成長を願うための大切な雛人形です。
余裕のある時に、子どもと楽しく丁寧に飾り、お天気のいい日にゆっくり片付けましょう。



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