乳歯の生え変わり時期は、自分のことを振り返ってもきちんと覚えているというママは少ないのではないでしょうか。
保育園や幼稚園でお友達の歯が抜けたという話を聞くと、自分の子どもの生え変わりも気になりますよね。
そこで今回は、乳歯の生え変わり時期や注意点についてご紹介します。
歯が生え変わるのはいつ頃?
一般的に、歯の生え変わりは、6歳頃から始まり14歳頃までに完了します。早い子は年長さんになったぐらいからグラグラし始めます。
乳歯が20本なのに対して、永久歯は親知らずを含めると32本になります。
また永久歯は一生使う歯として、エナメル質などの厚みが乳歯の約2倍もあり、丈夫になっているのです。
まず初めに6歳臼歯が顎の奥に生え始め、下の前歯から順に生え変わり、次に上の歯へ。
7~8年間かけてゆっくりと生え変わっていきます。
我が子の場合は、年長さんの頃に周りの子達がどんどん生えかわっていく中、全然グラグラもしなかったので心配になり歯科検診のたびに先生に
相談していました。そのたびに歯の生えかわりには、個人差があるから心配ないよ。と言われました。
結局は小学校入学してからやっと前歯がグラグラし始めて1年生の夏休みに1本目が抜けました。
生え変わり時期の注意点
先ほどご紹介したように、永久歯は丈夫にできているのですが、最初の2年くらいはまだ弱く、虫歯にもなりやすいので注意が必要です。
また生え変わり時期は、乳歯と永久歯が混在しており、抜けている部分もあるので歯並びが悪くなっています。
その上6歳臼歯は、顎の一番奥に乳歯と一緒に生え始めるので、ハブラシが届きにくく、みがき残しも多くなってしまいます。
子どもが大きくなってきたので、歯みがきは本人に任せているというママもいるかもしれません。
ですが、寝る前の歯みがきだけは、ママが仕上げみがきをした方がよいでしょう。
我が家も寝る前の仕上げ磨きは、小学4年生になっても続けています。
磨き方のコツ
グラグラする歯は痛みを伴ったり、出血したりして歯磨きを嫌がる子供も多いでしょう。
でも仕上げ磨きは、生えかわりの状態を把握するためにも重要です。
ママがグラグラしている歯を指で押さえながらそっと磨いてあげてください。
生え始めの少し顔を出した歯も丁寧に磨いてあげてくださいね。
6歳臼歯は、ハブラシを口の真横から入れて磨くと毛先がよく届きます。
抜けている部分もハブラシをななめに傾けるなどして丁寧に磨いてくださいね。
奥歯や歯ブラシでは大きすぎて入りにくい場所などには、デンタルタフトがオススメです。
ピンポイントで磨けるのでぜひ使ってみてください。
歯の健康を守るためにもハブラシは月に1度は交換し、口や年齢に合ったサイズを使うようにしてくださいね。
乳歯の虫歯、放置しないで!
乳歯が虫歯になった場合、いつか抜けてしまう歯だからと放っておくと永久歯に影響を与えてしまうこともあるので
虫歯の治療はしっかりしましょう。
虫歯などで永久歯の生える場所の状態が良くないと、悪い環境から逃れようと正しい位置からズレてしまう可能性があったり、
生えかわりがうまくいかない原因にもなるようです。
まだ小さい虫歯なら、削らずにフッ素を塗って再石灰化を促して治療することも。
歯並びを良くするために
歯みがきの徹底とともに気をつけたいのが、できるだけ歯ごたえのある固いものを食べてもらうことです。
あごの成長につながり、歯並びがよくなりますよ。
先天性欠如
主人が下の永久歯が2本、生まれつきないため子供にも遺伝するのではと心配していました。
小学生になるまで生えかわらなかったこともあり歯医者でレントゲンを撮りました。
すると、普通は乳歯の下に永久歯がうつるのですが、右下の歯が1本永久歯が写っていませんでした。
心配していた通り先天性欠如でした。
我が子の場合、虫歯にならないようにして、噛み合わせ次第で大学生ぐらいにインプラントにしようかと考えています。
いつまでも乳歯が抜けない場合、本来乳歯の後に準備されている永久歯がない先天性欠如の可能性があります。
先天性欠如の場合、健全な状態が保たれていれば乳歯は大人になっても残っている場合が多く見られるようです。
その後に乳歯が抜けてしまった場合は、ブリッチ、インプラント、矯正などで対応することができます。
このことからも虫歯にも注意し、定期検診が大切になります。
子どもの歯の生え変わりには長い時間がかかります。
永久歯は一生使う大切な歯なので、その期間はママも一緒にしっかりとケアしてあげたいですね。
少しでも異常を感じたら、迷わず歯医者さんへ行き、診てもらってくださいね。
虫歯などのトラブルがないうちに歯医者さんに定期検診へ行く習慣をつけておくと、痛いイメージの歯医者さんではなくなり
子供自身も歯への意識が変わるでしょう。
今回ご紹介した記事も参考に、健康な永久歯を残せるとよいですね。