【子どもの嘔吐】原因や対処法をご紹介

子ども・子育て

子どもは体の機能が未発達のため、特に異常がなくても吐いてしまうことがあります。
しかし大切な子どもが、急に嘔吐するとママは心配になりますよね。
そこで今回は、子どもの嘔吐の原因や対処法について詳しくご紹介していきます。

【子どもの嘔吐】原因は?

突然嘔吐をすると、びっくりしたり、焦ったりしたという経験をもつママもいるのではないでしょうか。

<Case1>

子どもの嘔吐の原因はさまざまですが、その大半が急性胃腸炎、いわゆる嘔吐下痢症です。
嘔吐のほか、下痢や発熱などの症状もみられます。
ウイルスに感染することで起こる病気で、冬に流行ります。

<Case2>

もともと風邪気味だったり、食べたあとすぐに走るなどして咳き込んだときに嘔吐してしまうこともあります。
これらは咳の刺激により起こる嘔吐なので、特に心配はいりません。
嘔吐した後、元気にしているようならば様子を見ていて大丈夫ですよ。

<Case3>

ケガをして強く頭をぶつけた場合も嘔吐することがあります。
このような場合は、ただちに脳外科を受診することが大切です。

<Case4>

髄膜炎などの脳の感染症の場合も同じような症状が起きることがあります。
嘔吐のほかに発熱や頭痛などが起こるのが特徴です。

<Case5>

そのほか病気やケガ以外にも、年長さんくらいになると精神的ショックや緊張などが原因で嘔吐をしてしまう場合もあるようなので、注意して見ていてくださいね。

【子どもの嘔吐】対処法は?

感染性のある病気が原因の場合

急性胃腸炎にかかってしまった場合、感染する病気なのでママは注意が必要です。

    1. まずは手洗いをこまめにすることを徹底しましょう。
      嘔吐物を処理したり、料理をするときは、特に気をつけてくださいね。
      うがいも一緒にするとより効果的です。
    2. 次にマスクで、ウイルスの感染を防ぎましょう。
      ウイルスが感染するのは口からだけではありません。
      そしてなるべく手で顔を触らないようにしましょう。
    3. タオルや食器などはわけ、嘔吐物を処理するときは使い捨て手袋やマスクを使用して、しっかりと密閉して捨てるようにしてくださいね。
      ウイルスの除菌にはハイターなどの次亜塩素酸ナトリウムが効果的です。
    4. 脱水症状の心配もありますが、吐いたすぐあとは何も与えず、1時間くらい様子をみて、大丈夫そうなら少しずつ水分を摂るようにしましょう。

特に感染性が疑われない場合

そのほかのことが原因の嘔吐の場合、嘔吐の回数や子どもに元気や食欲があるかを基準に判断するとよいと思います。
24時間以内に2回以上吐いていない、発熱もなく顔色もよい場合は様子をみてよいでしょう。

子どもの突然の嘔吐には、ママも焦り、心配になってしまいますよね。
嘔吐の原因はさまざまですが、子どもが元気な様子ならひとまず心配ないでしょう。

対応するママは大変ですが、ぜひ今回の記事も参考に乗り切ってくださいね。

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