リビングでの学習は本当に良いの?【メリット・デメリット】

子ども・子育て

リビング学習は、学習能力を上げるために効果的であるとして、近年とても注目されています。
その一方で、リビング学習法が広まり、多くの子ども達に活用されるようになった今、その真価が問われつつあります。
リビング学習をすれば誰でも勉強が好きになって成績が上がるなら、どの家庭も苦労はしませんよね。
本当にリビング学習は良いのか、どのようにリビング学習をすればより効果が上がるのか、メリットとデメリットを挙げて考えていきたいと思います。

メリット

小学校低学年の間は人の気配に安心する

小学校に入学すると自分の部屋を欲しがるかもしれませんが、いざ自分の部屋で宿題をしなさいと言っても、人恋しくなってリビングに戻ってくるケースもよくあります。
まずは子どもにとって安心できる環境で、学習をスタートさせることが大切です。

大人にすぐに質問できる

分からない事や疑問に思った事、興味のあることをすぐに大人に質問できる環境は、好奇心を伸ばす上でとても重要です。
パソコンや、タブレットを使って自分で調べられるようになっても、リビングならそのまま他のサイトに気をとられないように目を配ることもできます。

大人も子どもの様子を把握できる

同じ空間にいることで、子どもがどのような態度で勉強と向き合っているのか大人が知ることができます。
学年が上がるごとに難易度が増してくる勉強に対して、子どもが煮詰まった時も褒めたり、励ましたりと対策を取ることができます。
また時間割をちゃんと合わせているか、机やテーブルに文房具などの忘れ物をしていないかどうかなどの確認もひと目でできます。

デメリット

兄弟からの妨害を受ける

リビング学習の大敵は、残念ながら兄弟の存在だと思います。
特に下の子は、お兄ちゃんやお姉ちゃんにかまってほしくてあの手この手でちょっかいを出してきます。
または退屈してテレビを見たい!と大騒ぎすることも。
子ども部屋を作ってもその部屋に押しかけていく可能性はありますが、同じリビングにいると手を出しやすいのは確かです。

すぐにおしゃべりを始めてしまう

学校でいろんな体験をしてきた子どもは、それをお母さんに聞いて欲しくてたまりません。
また勉強という楽しくない事をしていると、気分転換に話を始めてしまうというのもあるでしょう。
なぜ今その話をするの?ってこと、よくありませんか?
大人が傍にいるという事は、話し相手がいるという事にもなってしまうのです。

リビング学習、我が家の場合は

我が家には、小学校3年生と幼稚園年中の姉妹がいます。
やはり次女は長女の邪魔をしますし、次女が邪魔をせずに何かで遊んでいると逆に長女がそちらを気にして遊びに加わろうとしたりして、集中して学習を続けることが難しい時もあります。
ですが、長女はとにかく好奇心が強い子で、勉強をしながら次々疑問が湧いてくるので質問が絶えません。
我が家では、今は好奇心を伸ばすことを大切にしたいと考えているので、そういう意味ではリビング学習が合っていると考えています。
長女の邪魔をする次女も、お姉ちゃんの勉強中は〇〇ちゃんも勉強しよう!と塗り絵やお絵かきをさせるとおとなしくしてくれる時もありますよ。

 

 

長女にはリビング学習が合っていますが、これは今現在の子どものニーズとマッチしているからであり、成長とともに変化する可能性は十分にあります。
子どもの性格や成長過程によって、向いている学習方法は変化するので、それを見極めてあげることが大切です。
ただリビングで学習をすればよいというのではなく、リビングであれ、個室であれ、子どもが勉強しやすいように環境を整え目をかけてあげること、これが学習意欲を高める上で必要なのではないでしょうか。

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