妊娠8ヶ月目、妊娠高血圧症候群で入院した時の体験談

妊娠・出産

妊娠すると注意したいのが妊娠高血圧症候群です。
妊娠高血圧症候群とは妊娠中から産後にかけて高血圧や尿蛋白などの症状があらわれることをいい、重症化すると母子ともに危険な状態になるため入院が必要となります。
私も妊娠8ヶ月の頃、妊娠高血圧症候群の症状があらわれ入院することになりました。
その時の体験をまとめましたので妊娠中の体調や生活の参考にしてみてください。

妊娠高血圧症候群の兆候

妊娠8ヶ月目の定期検診の時、担当の先生から妊娠高血圧症候群の症状が現れているため入院してくださいと話がありました。
その時はまさか自分が妊娠高血圧症候群になっているとは思いもよりませんでした。
なぜなら私自身は自覚症状がなかったのです。

先生の説明によると血圧は少し高めの上141、下89。定期検診での尿検査では尿蛋白が出ているとのことでした。
尿蛋白は疲れていても出ることがあるようですが、私の場合は検診時に3回連続で尿蛋白が出ていたので、血圧も含めて入院することになったのです。
また他にも足にむくみが出ている事や体重が2週間のうちに500g以上増加した事も妊娠高血圧症候群の兆候ありと判断されたようです。
後から思うとトイレの回数も普段より減っていたように思います。

私の場合は痛みや不快感などわかりやすい兆候がなかったため気付いていませんでした。
しかし入院中に仲良くなった妊婦さんの話を聞いていると、吐き気頭痛動機目が見えづらいなどの症状がある人もいました。

入院中の生活

当初入院は2〜3週間くらいの予定でしたが結局1ヶ月程入院することになってしまいました。
この時私は切迫早産の可能性もあったので少し長くなったようです。

入院中は食事療法が主に行われました。
かなり重症の場合は点滴で薬を入れるようでしたが、私の場合は食事で改善できるレベルでした。

食事は高タンパクで塩分控えめの食事になります。
お肉は脂身が少ないささみが中心で、豆腐や卵など低脂質な食材がよく出ていました。
塩分も控えめで、病院の食事を初めて食べた時は今までどれだけ濃い味付けになっていたのか反省しました。
外食やレトルト食品はもちろん、料理を作る時も気にしていないと塩分が多くなってしまいがち。しかし塩分の取りすぎはむくみにもつながるため、妊娠高血圧症候群に塩分は大敵です。

また、妊娠高血圧症候群にはカルシウムもいいとのことで、よく小魚乳製品も出ていました。
カルシウム入りのウエハースがおやつに出ていたのを覚えています。

急激な体重増加を予防するためカロリーも個人個人で計算されていました。
食事は正直、味気ないものではありましたが入院してきちんと管理してもらったことで無事出産を迎えることができてよかったです。

退院後気を付けていたこと

退院後も妊娠生活は続きます。
病院で指導を受けた食生活を産後しばらく続けました。

外食やレトルト食品はなるべく避け、できるだけ手作りをするようにしました。
また調味料は減塩のものを使用し、調味料を使う時は目分量でなく必ず計量しどれくらい使用しているか把握するようにしていました。
味付けは表面のみにし、染み込ませるような調理法は控えます。
醤油やソースなどの調味料を使う時は一気にかけず少しづつかける事もポイントです。

カロリーも自分がどれくらい摂取しているか見える化するため、カロリー計算をしてくれるスマートフォンのアプリを使用したりもしました。
食べた物を入力すると簡単に計算してくれるので便利ですよ。
気を付けていないと思っている以上にカロリーオーバーしています。
私は妊娠高血圧症候群で入院して、改めて食事の大切さを実感しました。

妊娠高血圧症候群は自覚症状がなかったり、悪阻と似た症状だったりするため気付かないうちに重症化している事もあります。
私のように定期検診で初めてわかることもあるのです。
しかし重症化すると母子共に危険な状態となるため担当医からの指導があった場合は素直に従いましょう。
自分のためにも赤ちゃんのためにも食生活を気を付け健康管理をしてくださいね。

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