ダウン症候群とは?特徴や接し方

子ども・子育て

有名人の子供がダウン症だったり、ダウン症の人の活躍がメディアで出ていたりしますが、ダウン症ってどんなものだろう?と思ったことはありませんか?
そこで今回はダウン症についてまとめました。

ダウン症とは?

ダウン症とは、原因不明の先天性染色体異常の一つで、新生児に一番多い遺伝子疾患です。
本来であれば22対の染色体があるのですが、何らかの要因によって21番目の染色体が1本多くなっています。

それによって、特徴的な顔つき(平坦な顔、厚い唇、つり目など)、病気にかかりやすい発達がゆっくりなどの特徴があります。
また、ダウン症の人たちは性格が明るく人懐っこいのも特徴の一つです。

なぜそのようなことが起こるのかわかっていません。ただ、出産年齢が上がれば上がるほど発症率は高くなります

どのように調べるの?

妊娠初期(11〜14週)にエコー検査を行います。その際、奇形があれば羊水検査や絨毛検査を行います。
その他、15〜17週に実施できる母体血清マーカー検査というものがあります。
これは、母親の血液から赤ちゃんに異常があるか調べる検査で、確定検査ではないので、エコー検査同様異常があれば羊水検査や絨毛検査を受けます。

また、妊娠中にはわからなかったものの、出生後にわかる場合があります
顔つきが特徴的であるため、そこから各臓器を検査して診断されます。

出生前診断の問題点とは?

先ほど出てきた羊水検査や絨毛検査、採血検査を「出生前診断」と言います。

近年、この診断が話題になっているのをご存知でしょうか?
実際、この検査を受けて赤ちゃんに何らかの障害があることがわかった妊婦の多くが中絶を希望しているそうです。
赤ちゃんを産み育てることは障害の有無にかかわらず、それなりの覚悟が必要となります。
後悔のない選択をしましょう。

治療法は?

ダウン症は染色体異常によるもののため、根本的な治療法はありません
合併症を引き起こすことがあるため、それに対する治療や予防を行います。また、発達の遅れに対して療育を行います。
妊娠中にわかることが多いため、妊娠中に地域の障害児のサークルや教室、療育などを調べておくと安心です。
また、地域によっては妊婦が参加できる教室もありますので、各自治体へ問い合わせてみましょう。

自分の子供がダウン症と聞いたらショックを受けるかもしれませんが、正しい知識を持っていればどう接していいか、どう育てていけばいいかわかることと思います。
誰でも起こりうる障害なので、決して誰かを責めないでください。
また、周りの協力を得て、子育てを頑張りましょう。

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