赤ちゃんのおもちゃに消毒は必要?清潔を保つ消毒方法とは

赤ちゃん・育児

赤ちゃんは、本能的に何でも口に入れてしまいます。
おぼつかない手つきで一生懸命物をつかんで口に持っていき、一心不乱に噛んだり舐めたりする姿はこの時期限定で微笑ましいものです。
これは正常な成長の証ですが、よだれがたっぷりついてしまったおもちゃはどうしたらいいのか悩んでしまいそうですね。
赤ちゃんの月齢が低い間はまだ抵抗力が弱いので、直接口に入れるおもちゃは適度なタイミングで清拭や消毒をして、安心して遊べるようにしてあげましょう。

素材別の消毒方法

大前提としておもちゃのお手入れは、購入した時の取扱説明書に従うのが一番安全です。
取扱説明書が手元にある場合は、その指示に従ってくださいね。
取扱説明書を失くしたりお手入れ方法が明記されていない場合はどうすればよいのか、おもちゃの素材別に紹介します。

おもちゃの素材は主に3つに分けられます。
・プラスチック・シリコン製
・布製
・木製

プラスチック・シリコン製

プラスチックやシリコン製品は、日々の軽い汚れなら濡らしたガーゼやノンアルコールタイプのウェットティッシュなどで、きれいに拭き取ればOKです。
ベビー用品に使用可の除菌ウェットティッシュ (ノンアルコールタイプ)を使えば、より高い除菌効果が得られます。
単純な構造のものであれば、食器と同じように洗ってよく乾かしてもいいでしょう。

もし赤ちゃんの月齢が低くて洗剤に不安がある場合は、哺乳瓶用の洗剤がお勧めです。
赤ちゃんの口に入っても問題のない食品由来の成分で作られているので、安心して使うことができます。

日々のお手入れにプラスして、定期的につけおきなどで徹底消毒を行うとより清潔な状態が保てます。
特に細工の細かいおもちゃなどは、隙間にほこりや汚れが溜まり雑菌が繁殖しやすいからです。
つけおき消毒であれば、細部まで消毒液が行きわたりますのでそのような汚れもきれいに落とせます。
ミルトンに代表されるようなつけおき用の消毒液は、プラスチックやシリコン(ゴム)に使用できるものが多いですが、必ず消毒液の使用方法を確認して下さい。
併せておもちゃの方の取扱方法も確認しておくと安心です。

シリコン製品は熱湯による煮沸消毒でも殺菌できますが、プラスチックは変形の原因になりますので注意してくださいね。

布製

布製のおもちゃは、よだれを吸い込んでしまうので拭いてもきれいになりません。
手指の汚れも付着しているので乾けば大丈夫、という訳にもいきません。
一番良いのはこまめに洗濯し、天日干しで乾燥することです。

しかし悪天候が続いたり、大きなぬいぐるみなどは思うように洗濯ができないかも知れませんね。
そんな時は、ベビー用品に使用可の消毒スプレーを吹きかけて、しっかり乾燥させてください。

ぬいぐるみは見た目は普通でも、以外と汚れているものです。
私は真夏のカンカン照りの日に、ぬいぐるみやクッションを丸洗いするのですが、洗濯機の水の黒さと出てくる繊維くずの量にいつも驚きます。
ぬいぐるみを洗ったことがない方は、是非一度洗ってみてください。
洗った後は、安心して頬ずりできますよ。但し、完全に乾かすことを忘れないでくださいね。

木製

木製のおもちゃは、基本的には乾拭きで汚れを落とします
水拭きをしたり洗ったりすると乾くまでに時間がかかり、カビの原因になるからです。
どうしても汚れが落ちない場合は天気の良い日に水拭きし、水分をしっかり拭き取ってから天日で中まで完全に乾かしましょう。

赤ちゃんのおもちゃの除菌に便利なウェットシートや消毒スプレー、消毒液などはベビー用品専門店やドラッグストアで入手することができます。ネットも購入できますので、チェックしてみてくださいね。

消毒はいつまで続けるの?

赤ちゃんは、離乳食が始まる生後6ヶ月頃には抵抗力もついてきていますので、この時期を目安におもちゃの消毒を止めても大丈夫です。

この時期の赤ちゃんは寝がえりをしますよね。もう少ししたら、はいはいも始まります。
すると赤ちゃんの手は床や清掃の行き届いていない場所にも触れたりするので、その手にはいろんな雑菌がついてきます。
でもその手をしゃぶったからと言って、赤ちゃんが体調を悪くする訳じゃないですよね。

不特定多数の子ども達が触れた支援センターのおもちゃを使った場合も、同じことが言えます。
私には2人の子どもがいますが、どちらも手や物を口によく入れる子でした。
ずりばいで床や部屋の隅を触った手を口に入れるのは当たり前で、床に落ちた離乳食を食べてしまったこともあります。
それでも元気に過ごしていたので、おもちゃの消毒も自然にしなくなりました。
おもちゃについたよだれなどの汚れは拭き取ってあげた方がいいですが、あとは様子を見ながら頻度を減らしても問題ないでしょう。
 
 
初めての赤ちゃんの場合、ママもどこまでやればいいのか、いつまでやればいいのか、分からないことだらけですよね。
赤ちゃん自身が丈夫な体になる為には、いろんな菌を体内に取り込んで抵抗力をつけることも大切です。
あまり神経質にならず、赤ちゃんの様子を見ながらおおらかに育児を楽しんでくださいね。

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