産後の大きな悩み!おっぱいが詰まらない食事とは?

妊娠・出産

出産後、痛いのは陣痛、出産で終わりかと思いきや、その後やってくるのが授乳の痛みですよね。
乳腺が詰まりやすい方は、食事などに気を付けていないと乳腺炎を起こし、高熱が出てしまうなど、本当に大きな悩みだと思います。
今回は、おっぱいが詰まりやすいお母さんが気を付けたい食材などについてご紹介していきたいと思います。

乳腺炎って何?

乳腺炎とは、おっぱいを作る乳腺が何らかの原因で詰まってしまい、そこが炎症を起こしてしまう症状です。
『うっ滞性乳腺炎』と『化膿性乳腺炎』があり、うっ滞性乳腺炎は、赤ちゃんが十分に母乳を吸い出せないなどの原因で詰まってしまい、炎症を起こしてしまうものです。
また、化膿性乳腺炎は授乳時にできる細かな傷から細菌が入り、化膿して炎症を起こしてしまうものです。
よく食事などと関連があると言われているのは、うっ滞性乳腺炎の方になります。

乳腺炎の原因と治療


甘いものや脂っこいもの、塩辛いものを食べすぎると乳腺炎になりやすいと言われていますが、実は因果関係ははっきりとしていません。
しかし、経験上揚げ物を食べた後や、ケーキなどの甘いものを食べた後におっぱいが詰まったと感じるお母さんが多いようです。
よく耳にする、『乳腺炎を起こして高熱が出た』、『黄色くてドロドロの母乳が出た』という症状は、このおっぱいが詰まっているうえに、何らかの原因で細菌が起こしてしまっている状態なので、すぐに病院に行き、適切な治療を受けるようにしましょう。
治療としては、抗生物質の投与や、乳腺のつまりを取るためのマッサージ、さらに重症の場合は、乳腺を切開して膿を取り出す手術が必要となります。

乳腺が詰まりやすいといわれる食事


医学的な因果関係ははっきりとされていませんが、乳腺が詰まる原因とされている食事についてご紹介していきます。

まず甘いものは、乳腺を詰まらせやすいと言われています。
ほかには揚げ物やスナック菓子など、油脂分をたくさん含んだ食品が挙げられます。

私は、乳腺炎になりやすいタイプではなかったんですが、ママ友は深刻な乳腺炎に悩んでいて、炒め物にサラダ油を使うだけでも乳腺が詰まると言っていました。
そのため、炒め物を作るときには、クッキングシートをフライパンに敷き、油を使わなくても食材がフライパンにくっつかないように工夫していました。

乳腺炎を予防するには?

医学的に関連がはっきりしていないとはいえ、やはり甘いものや、揚げ物などを食べることは避けたほうがいいと考えられます。
そして水分を多く摂ったり、体を冷やさないようにして、体の血の巡りをよくすることも効果的のようです。
また、おっぱいにしこりを感じてきたら、早めに助産師さんに相談して、おっぱいマッサージでつまりを取ってもらうことも大切です。
自分でできるマッサージもあり、希望すれば助産師さんから教えてもらえるケースが多いので、ぜひ参考にしてみてください。

乳腺炎になりやすい体質の方で、授乳中は何度も苦しめられるケースが多い乳腺炎は、本当につらいですよね。
私の友人は重症だったので、母乳をやめることを医師から勧められ、とても悩んでいました。
けれど、お母さんが元気であることが一番だと言われて早めに卒乳し、ミルクで育てていくことを決断していました。
もちろんその子は元気いっぱいに育っています。
乳腺炎になること自体に罪悪感を感じるお母さんも少なくないですが、自分を責めたりせず、適切な治療を受けて、また元気に子育てに臨めるようにしたいですね。

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