ニコッと笑った赤ちゃんの口元に、ちょこんと白い歯が見えている姿はとてもかわいいですよね。
そんな赤ちゃんの歯は一体、いつ頃からどのように生えはじめるのでしょうか。
歯が生え始める時期や順番
乳歯は生後5.6ヶ月~9ヶ月のころに下の前歯から生えてくるのが一般的なようです。
そして次に上の前歯2本。それに続き上下それぞれ前歯の両サイドが生えてきて、1歳ころには上下4本ずつのあわせて8本が生え揃っている子が多いといわれています。
歯の生え方には個人差がある?!
歯が生え始める時期や順番には個人差があります。
9ヶ月を過ぎてもまだ1本も生えていない子もいますし、生える順番が違う子もいます。
私の次女も生え始めは生後10カ月の頃。上の前歯から生えてきました。
上の前歯2本に続き下の前歯2本が生え、1歳のお誕生日のころには上の前歯の両サイドが生え、上下合わせて6本になりました。
1歳3ヵ月の現在もまだ本数は変わっていませんが、下の前歯2本の両サイドの歯茎がプクッと盛り上がっているので、もうすぐ7本目と8本目が生えてきそうです。
長女の場合は生後4ヶ月のころに下の前歯から生えはじめ、ほぼ育児書通りに生え揃っていきました。
歯に関しては何の心配も問題もありませんでしたが、次女の場合は平均よりも生え始めが遅かったので多少気にはなりました。
ですが2人目ということもあり焦りはなく、そのうち生えてくるだろうという気持ちでのんびり待っていました。
かかりつけの歯医者さんが自宅の近くにあり、いつでも相談できるという安心感もあったのかもしれません。
歯が生えてくる前兆
歯が生えてくる前兆として、歯茎がムズムズしたり痒かったり痛かったりして不機嫌になるというのはよく聞きますね。
いわゆる歯グズりです。
冷やした歯がためを渡してあげたり、ゴム歯ブラシで軽くブラッシングしてあげると落ち着く子もいますが、何をしてもダメで夜もうまく眠れず夜泣きをしてしまう子もいるそうです。
そうなるとママはゆっくり休むことができずに本当に大変です。
歯が生えると不快感も治まり、不機嫌も治るようですので一時の辛坊なのかもしれません。
私の子どもたちの場合、歯グズりというのは特にありませんでした。
よだれが増えてきたら歯が生える、というのも聞いたことがありますがそれもなく、特に前兆というものはなかったように思います。
定期的に口の中を注意深く見たり、歯磨きのついでに指で触ってみたりすると、歯茎が盛り上がっている部分を見つけることがあり、それが白っぽくなりだんだんと歯茎を破って歯が見えてくるという感じでした。
歯が生え始めてからのケア
歯が生えてくると、歯磨きはどうしようと悩みますよね。
生え始めの歯にはどのようなケアが必要なのでしょうか。
生え始め・前歯のケア
生え始めの歯、特に下の前歯は赤ちゃんのよだれの自浄作用で守られているため虫歯になるリスクは少ないようです。
離乳食やおっぱい・ミルクの後などに湿らせたガーゼで軽く歯の裏表をやさしく拭いて汚れをとってあげるだけで十分です。
赤ちゃんの口の中は敏感なので、いきなり歯ブラシで磨こうとすると痛みを感じたり、歯を磨くことを恐怖と感じてしまうことがあります。
始めはスキンシップをとりながらやさしくガーゼで歯や口のまわりを拭いてあげましょう。
そうしているうちに歯を触られることや口の中に物が入ってくることに慣れていき、後々の歯ブラシでの歯磨きに移行しやすくなります。
奥歯のケア
奥歯が生えてくるとガーゼでは磨きにくくなるので、歯ブラシで磨き始めるタイミングです。
赤ちゃんが自分で握って磨いても喉を突きにくく工夫がされている物も多くありますので、自分で磨く楽しさを知ってもらうのもよいかもしれません。
親が仕上げ磨きに使う歯ブラシも、小さな歯も磨きやすいよう先端が小さくなった仕上げ磨き用の歯ブラシや、指にはめて使う指サック型など、いろいろな物がありますので赤ちゃんの好みに合わせて選んであげるといいですね。
私の次女の場合は、まだ前歯しかありませんが何でも長女の真似をしたがるので、赤ちゃん用歯ブラシを持たせて自分で磨かせています。
遊びの延長なのでほとんど磨けてはいませんが…
特に仕上げ磨き用の歯ブラシは用意せず、自分で磨いていた歯ブラシで私が仕上げに磨いて歯磨きは終了です。まだうがいができないため、最後にコップでお水を飲ませています。
奥歯が生えてきたらきちんと仕上げ磨き用の歯ブラシを用意しようと思っていますが、今は楽しんでやってもらうことの方が大事だと思っていますので、ある程度やりたいようにやらせています。
歯医者さんに相談した方がよい場合
乳歯の生える時期や順番には個人差があるとはいえ、少し心配な場合もあります。
- 前歯よりも奥歯が先に生えてきた
- 産まれたときからすでに生えている
このような場合には適切な処置が必要になることが多いようですので、専門機関に相談したほうが良さそうです。
以上のように、赤ちゃんの歯の生えかたには個人差があります。
つい育児書や他の赤ちゃんと比べてしまい、必要以上に神経質になってしまうこともあるかもしれませんが、お母さんのペースに合わせてゆったりとした気持ちで子どもの成長を見守っていきたいですね。
ただ、歯は食べ物を摂取する上でとても大切なものです。かかりつけの歯医者さんを作り、日頃から定期検診に通うと相談もできますのでいざという時に安心ですね。