お子さんがわざと叱られることばかりしたり、泣いたりすることってありませんか。
なぜそのようなことをするのでしょうか。
子どもはいつでも、お母さんにかまって欲しくて仕方がないもの。
いたずらや嘘泣きはかまって欲しいサインなのです。
うちにも4歳の息子がいますが、一時期いたずらや嘘泣きに悩まされたことがあります。
そんないたずらや嘘泣きについて、経験をもとにまとめてみました。
同じようなことで困ったなと感じていらっしゃる方は、どうぞ参考にしてみてください。
なぜいたずら泣きをするの?
お子さんにいたずら泣きされると、対応しなくてはならないお母さんお父さんは大変ですよね。
そんないたずら泣き、なぜするのでしょうか。
いたずら泣きをする理由がわかると対処法も見えてきますよ。
子どもは常に親の関心をひきたいと思っている
関心には3段階あり、1つ目が賞賛や承認、2つ目が叱責、3つ目が無関心です。
子どもは親から褒められたい、認めてもらいたいという気持ちが1番にあります。
しかしそれが叶わないなら、無関心でかまってもらえないよりは、叱られた方がましと子どもは考えるのです。
子どもは親に特にお母さんにかまって欲しくて仕方がありません。
そのため何とかしてお母さんの気を引こうとして、わざといたずらをしたり泣いたりするのです。
お子さんがいたずら泣きをすることが増えたら、子どもとの関わり方を少し見直してみるのも一つの方法です。
かまっているつもりでも、お子さんは、もっとかまって欲しいと思っているのかもしれません。
いたずら泣きは「お母さんかまって!」の合図なのです。
うちの息子の場合!体験談
うちには4歳になる息子がいます。
甘えん坊で、かまってあげないとすぐいたずらをしたり、わざと泣いたりします。
具体的ないたずら泣き行動の例があるとわかりやすいかと思うので、そんな息子のケースをご紹介させていただきます。
行動が始まった時期
これっていたずら泣きかな?と思ったのは、息子が2歳半ぐらいの時です。
今までは注意をすると、「ごめんなさい」をきちんと言えていました。
しかし、ある日突然どんなに注意してもプイッとそっぽをむくようになり、私が家事をしようと離れると、すかさずまたいたずらをします。
手近な物はすぐ投げ、絵本はビリビリ、壁は落書きだらけになりました。
なにをしても泣いてしまう
また、ちょっと物にぶつかったり、話しかけられたらすぐに反応してあげないと泣いてしまいます。
「ちょっと待ってね」と言うだけですぐ泣くので、本当に困りました。
突然泣いているまねをすることも増え、そんなことで?と思うようなことでも泣くようになり、どうしたらいいのか頭を抱えてしまったのを思い出します。
時間に追われる私への、「こっちを見て!」サインだったと気づき、反省
しかしこの頃を思い返してみると、私は祖母の介護の手伝いもしており、子どもの問いかけに「ちょっと待ってね」と言うことが多かったように感じます。
時間ができると休みたい、家事を片付けてしまいたいと思い、子どものことが二の次になっていたようにも思います。
息子は寂しくて、私の気を引きたい一心で、いたずらしたり泣いたりしていたのだと思うと、申し訳なく感じました。
いたずら泣きをされたら!対応方法
では、いたずら泣きをされたら、どのように対応してあげるべきなのでしょうか。
私は子どものいたずら泣きに対して、3つのことに気をつけていました。
1.頭ごなしに叱らない
いたずら泣きをされたら、頭ごなしに叱らないようにすることです。
ダメなことはダメと注意するのも大切ですが、いたずらをするのは関心をひきたい甘えからです。
子どもはいけないことだとわかっています。
いたずら泣きをされたら、叱るのではなく、抱っこしたり膝に乗せて話をするようにしました。
2.気持ちに共感してあげる
子どもの気持ちに共感してあげることも対応の一つです。
私は息子がいたずらをしたり、泣いたりした時は、「かまって欲しかったね」「寂しかったね」と息子の気持ちを代弁するようにしました。
3.スキンシップを多めにとる
そして、今までよりスキンシップを多めにとるようにも心がけました。
手を握ったり、抱きしめてあげるのはもちろん、手遊びなど、息子と触れ合いながら遊べる遊びを増やしたのです。
すぐには難しいですが、触れ合い遊びが増えたことで、息子も少しずつ、わざといたずらしたり、泣いて気を引こうとすることが減りましたよ。
うちの息子は、かまって欲しいと嘘泣きもしましたが、どちらかと言うと、わざといたずらをするタイプでした。
他のお子さんの話を聞くと、嘘泣きをするタイプのお子さんも多いようです。
いたずらをするタイプの子も、嘘泣きをする子も、それはかまって欲しいお子さんからのサインです。
お母さんやお父さんが大好きな証拠なので、家事や仕事の手を少し止めて、お子さんと接してあげてみてはいかがでしょうか。